2019/01/09

数か月前に自分の親、父または母を亡くした場合。
新年、お正月はどのように迎えたら良いのでしょうか。
結婚してお嫁に出たとはいえ、自分の大切なお父さんまたはお母さんが亡くなって迎える新年。
なんとか気持ちの整理はついたものの、まだまだ新年を晴れやかに迎えるような状態ではないですよね。
喪中のお正月の過ごし方。
お正月飾りはどうしたら良いのか?
主人の実家、つまり義実家ではどのように挨拶し、過ごしたら良いのでしょうか。
喪中のお正月の過ごし方
喪中というのは、
身内が亡くなっったことで「喪に服する」という意味です。
一定期間、死を悼み、そして身を慎み生活をします。
そして個人の冥福を祈り生活をします。
新年を迎える場合、
地域、宗教などによって考え方もさまざまですが一般的にどのようにしたら良いのでしょうか。
年賀状の準備はせずに喪中葉書を夫婦連名で出されたと思います。
喪中には年賀状は出しません。
お正月を迎える準備、お正月飾りはすべて行いません。
門松、
しめ飾り、
鏡餅などお正月に関する準備物はいっさい用意しません。
食事に関しても、
おせち、
おとそなどもしません。
生活一切を普段どおりで過ごします。
すべては故人の冥福をお祈りする期間だからです。
お正月は家族でそろって故人をしのんで穏やかに過ごすことが
亡くなられたお父さん、お母さんの一番の供養になるということです。
ただ喪中期間は一般的にこのような期間です。
故人との関係によって長さが違います。
50日:親子
30日:祖父母、夫、養父母、夫の親
20日:曾祖母、妻、息子、おじおば、兄弟
あなたの場合、親子であるのですから亡くなってから50日が過ぎているのであれば、
お正月準備を普通にされても構いわないとも言われます。
ただ、亡くなって一年は喪中だという考えもあります。
初詣は行っていいの?
毎年、ご主人と初詣に行くのが新年恒例行事になっているというあなたのご家庭。
喪中で初詣は行っても良いのでしょうか?
こちらも諸説あります。
一般的には「喪中の初詣は慎むべし」と言われています。
初詣は行かず、お墓参りをして個人を偲ぶのが良いでしょうね。
ご両親を亡くしたばかりで「あけましておめでとう」なんていう気持ちでないのであれば、
もちろん行く必要はありませんよ。
喪中の期間にはそもそも神社への参拝を控えるようするのが一般的です。
行く機会があっても、裏門や鳥居をくぐらず端を通るよう言われています。
先ほど述べた喪中期間。
親子であれば50日を過ぎていれば構わないという考え方もあります。
50日が過ぎていれば良い。
新年が明けたのなら良い。
鳥居をくぐらなければ良い。
さまざまな考え方があります。
あなた自身の今のご心境を今一度考え、
ご主人と協議して今年も行くのか、今年はやめて来年から行くのか考えるべきですね。
義実家ではどう過ごしたら良いか?
毎年、ご主人と初詣を済ませた後で義実家で家族みんなで集合して、
おせちを囲みながらお正月をにぎやかに過ごすというあなたの場合。
どのようにしたら良いでしょうかね。
義理の実家とはいえ、
義理のご両親やその家族とわいわい楽しく過ごすような気持ちではない場合は、
遠慮せずきちんとその旨を伝えたら良いと思いますよ。
親を亡くしたあなたはもちろん、
夫であるご主人も義理のご両親を亡くした立場、喪中ですから。
本来ならば、
このお正月は喪中なので奥様の実家に帰って、
故人を偲んでゆっくりと静かに過ごすべきですよね。
きっと、大切な伴侶を亡くされたお父さん、お母さんはこのお正月をさみしく迎えられることだと思います。
あなたは嫁であると同時に、娘ですもんね。
さみしい思いをされてるお父さん、お母さんの元で今年のお正月は過ごされると良いと思います。
義理のご両親によっては、
「うちの嫁なんだからそんなこと関係がない。お正月なんだから帰ってこい!」というお考えの方もあるかもしれません。
そういったケースでは、
ご主人からそれとなく奥様の気持ちを伝えてもらって下さいね。
義理のご両親へには「喪中なので、松の内があけたらご挨拶に伺います。」と伝えたら良いでしょうね。
ちなみに、
松の内とは、「門松を飾ってある期間」という意味で、
門松などお正月飾りが飾ってある期間のこと。
一般的に1月7日までが期間です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
亡くなられたお父さん、お母さんを偲んで今回のお正月は静かにお過ごしくださいね。